イヤーキャンドル(耳のワックス除去): 手順・効果・議論

手順

イヤーキャンドルは、綿製の先細りしたチューブを蝋やパラフィンでコーティングし、耳道内の老廃物を取り除くとされる代替療法です。通常、長さは20〜30cmで、香り付きエッセンシャルオイルを浸すこともあります。施術前に耳鏡などで耳の状態を確認し、異常がないことを確かめます。キャンドルは紙皿や小さな穴の開いた容器に固定し、外耳道の入口に軽く差し込みます。火を灯すと約30〜40分燃焼し、燃焼音とともにリラックスできると感じる人もいます。燃焼中に生じるとされる吸引で老廃物がキャンドル内に吸い込まれると信じられています。

効果

CrystalLinks.comによれば、イヤーキャンドルは副鼻腔、喉、鼻、耳、平衡感覚に関わるさまざまな症状の改善に役立つとされています。聴力低下や耳垢の蓄積が改善されるほか、施術後に意識が高まり、思考がクリアになると報告されています。

論争・リスク

しかし、効果を巡る議論は根強く、医学的には効果が証明されていないだけでなく、危険性も指摘されています。Lisa Roazen医学博士は、耳道にチューブを挿入することで細胞や鼓膜を損傷するリスクがあると警告しています。さらに、負圧で耳垢を吸い出すには鼓膜が破れるほどの圧力が必要になると指摘し、実際に「真空」が形成されていないことを示しています。CrystalLinks.comの報告では、キャンドル内部に見つかった「耳垢」は実際にはキャンドル自体の蝋であったケースもあります。イヤーキャンドルを検討する場合は、必ず耳鼻科医による診察を受け、医師に相談したうえで慎重に判断してください。

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