3度(第三度)火傷の概要と対処法

人体の火傷は、皮膚や筋肉・骨への損傷の程度に応じて1度・2度・3度・4度に分類されます。1度は軽度で痛みと紅斑、軽い水ぶくれが見られます。2度は真皮まで深く浸潤し、3度は表皮と真皮が完全に破壊され、即時の医療処置が必要です。

重要性

第三度火傷は、表皮と真皮の二層を失い、皮膚が焦げたように黒く変色します(壊死組織=エスカー)。場合によっては皮下組織(脂肪層)まで浸潤し、白く不透明な組織や血管が露出することがあります。第三度火傷は救命に関わる緊急事態であり、致命的な第四度火傷に次ぐ重症です。

原因とタイプ

火災だけでなく、熱湯や熱い油、砂糖系の液体なども第三度火傷を引き起こします。これらは皮膚に付着し長時間燃焼するため、特に高齢者や乳幼児の柔らかい皮膚で深刻な損傷が生じやすいです。また、液体窒素などの極低温物質や、腐食性の化学薬品も第三度火傷の原因となります。

症状と影響

第三度火傷は激しい痛みを伴い、鎮静や鎮痛が必要になることがあります。予後は火傷面積の割合に比例し、広範囲になるほどショックや感染のリスクが高まります。緊急時はすぐに救急車を呼びましょう。

合併症と対処法

小さな第三度火傷は外来で処置できることもありますが、広範囲の場合は入院し、専門のバーンユニットで治療が必要です。燃えた衣服は無理に引き剥がさず、化学薬品による火傷の場合は衣服を除去し、15分間ほど冷水で洗い流します。水や湿布を直接当てるとショックが悪化する恐れがあります。

予後と治療の可能性

体表面積の10%以上を覆う第三度火傷は致命的になる可能性があり、迅速な医療介入が不可欠です。大きな火傷では壊死組織を外科的に除去し、皮膚移植が行われることが多いです。

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