健康的な生活でも起こる脱毛の原因

平均的に、1人は1日に約100本の髪の毛を失います。これは正常で、髪は一定の速度で再生するためほとんど気付きません。髪の毛が再生しない、または毛包が長期間休止期に入ると脱毛や薄毛が進行します。脱毛は遺伝的要因や加齢に伴うことが多いですが、適切な栄養と健康的な生活を送っていても、医学的・環境的要因で過剰に髪が抜けることがあります。

脱毛症(アロペシア)

  • アロペシアは過剰な脱毛を特徴とする医学的状態です。男性型脱毛症は遺伝性で、遺伝子が抜け始める時期や毛包が休止期に入るタイミングを決定します。瘢痕性脱毛症は、狼瘡などの疾患で毛包が損傷し、炎症と瘢痕が残り、毛髪が再生しなくなります。円形脱毛症は自己免疫疾患で、原因は不明です。牽引性脱毛症は過度なヘアスタイリングや引っ張りによって起こります。

薬剤・医療処置

  • 痛風、関節炎、うつ病、心臓疾患、高血圧の治療薬など、一部の薬は脱毛を引き起こすことがあります。避妊ピルも脱毛の原因になることがあります。がん治療(化学療法・放射線療法)を受けると、治療期間中に全毛が抜けますが、治療終了後に毛は再び生えてきます。

ホルモン変化

  • ホルモンバランスの乱れは過剰な脱毛を招きます。妊娠中は髪の成長サイクルが変化し、出産後約3か月で抜け毛が増えることがあります。閉経期のホルモン変化も抜け毛や薄毛の原因となります。

ヘアケア・化学処理

  • カラーリング、ブリーチ、パーマ、ストレートパーマなどの化学処理は髪幹を乾燥させ、切れ毛や脱毛を引き起こします。過度なスタイリングやブラッシングも抜け毛を増やす要因です。

感染症

  • 白癬(リングワーム)などの真菌感染は頭皮や毛髪に影響し、脱毛を招きます。適切な薬物治療を行えば、通常通りに毛は再生します。

抜毛症(トリコチロマニア)

  • 抜毛症は衝動的に自分の髪を引っ張ってしまう精神疾患で、円形のはげができることがあります。原因は明確ではありません。

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