脱毛の原因を特定できる血液検査はどれですか?
脱毛の原因は遺伝的要因から薬剤の副作用、疾患、体内バランスの乱れまで多岐にわたります。血液検査は、直接的に脱毛遺伝子を判定するわけではありませんが、他の原因を明らかにする手がかりとなります。
ホルモンバランスの乱れ
甲状腺機能低下症などのホルモン障害は、甲状腺刺激ホルモン(TSH)検査で検出できます。また、更年期に伴うホルモン変化は、卵胞刺激ホルモン(FSH)検査で確認できます。これらの検査は血中ホルモン濃度を測定し、脱毛の原因となるホルモン異常を示します。
疾患
脱毛症(アロペシア)は、自己免疫反応が毛髪を攻撃することで起こります。蛍光抗核抗体(FNA)検査で抗体の有無を確認でき、自己免疫が関与しているかを判断します。
栄養不足
鉄欠乏性貧血はフェリチン測定で検出でき、フェリチン値が低いと鉄不足が疑われます。また、全血球計算(CBC)は赤血球・白血球・血小板の数を把握し、鉄以外のミネラルやビタミンB12、葉酸欠乏、感染症、脱水状態なども示します。
血液検査で検出できない原因
うつ病や、急激なストレス・喪失に伴うテロゲンエフルビウム、過度なヘアスタイリングによる牽引性脱毛などは血液検査だけでは特定できません。これらは一時的な脱毛であることが多いです。
受診時の流れ
脱毛が気になる場合は、まず医師に相談しましょう。初診では問診が行われ、既往歴や家族歴を聞かれます。遺伝性の脱毛症や性感染症(例:梅毒)、特定の薬剤の副作用など、血液検査だけでは分からない原因もあります。正確な情報を伝えることが診断の鍵です。
