髪が薄くなる原因となる病気は?

米国だけでも男性3,500万人、女性2,100万人が脱毛に悩んでいます。その原因の一部は、基礎疾患による一時的・永久的なものです。以下に、髪が薄くなる代表的な病気とそのメカニズム、対処法を紹介します。

インフルエンザ

高熱を伴うインフルエンザは、体へのストレスが原因で「テロゲン・エフルビウム(休止期脱毛)」を引き起こすことがあります。通常、髪の20%が休止期にありますが、病気によりこの比率が上昇し、抜け毛が増えます。根本的な治療はウイルスが治癒することです。自然に髪は再び成長し始めます。

甲状腺機能亢進症・甲状腺機能低下症

甲状腺は代謝を調節するチロキシンを分泌します。過剰または不足すると代謝が乱れ、毛包の成長サイクルに影響し、特に女性で抜け毛が目立ちます。適切な甲状腺ホルモンの調整が必要です。

糖尿病

糖尿病は血液循環を悪化させ、毛根への栄養供給が低下します。その結果、髪が弱くなり抜けやすくなります。血糖コントロールと血流改善が髪の健康維持に重要です。

全身性エリテマトーデス(ループス)

ループス患者の約54%が抜け毛や斑状脱毛を経験します。頭皮に現れるディスコイド紅斑は瘢痕を残し、毛包を破壊して永久的な脱毛につながります。ループスの治療が進むと髪は回復することがありますが、瘢痕が残るケースは注意が必要です。

更年期

更年期におけるエストロゲンの減少は、男性ホルモンの影響を強め、男性型脱毛と同様のパターンで髪が細くなります。完全に止める治療法はありませんが、ホルモン補充療法(HRT)により進行を遅らせられることがあります。

以上のように、様々な疾患が髪の薄毛を引き起こす可能性があります。症状が気になる場合は、まず医師に相談し、根本原因の治療を行うことが最善です。

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