免疫力が低下する原因とは?
免疫力が強いと健康な生活への扉が開かれますが、白血球の数が少ないと免疫システムが弱くなり、体はウイルスや細菌に対して防御できなくなります。風邪やウイルス感染にかかりやすいと感じる人は、実は自分の免疫力が低下していることが原因かもしれません。
免疫システムの構造
リンパ系の臓器は全身に分布し、そこでリンパ球(白血球の一種)と食細胞(ファゴサイトーシスを行う細胞)が免疫防御を担います。これらの細胞が連携して初めて免疫システムは機能し、連携が乱れると免疫力は低下します。
過剰な糖分が免疫力を低下させる
砂糖を過剰に摂取すると、免疫細胞が細菌やウイルスを破壊する能力が約40%低下します。糖分は摂取後数分で免疫抑制を始め、最長で5時間続くことがあります。免疫細胞はビタミンCを大量に必要としますが、体内に余分な糖があるとビタミンCが消耗し、免疫細胞の構造が破壊されます。
病気が免疫力を弱める
免疫機能の一部が欠損または異常になると免疫不全が起こります。免疫不全は遺伝的要因による「一次性免疫不全」と、外部要因(ウイルスや薬剤など)による「二次性免疫不全」に分類されます。例として、HIV感染によるエイズは二次性免疫不全です。また、多発性硬化症や全身性エリテマトーデス(SLE)といった自己免疫疾患は、組織や臓器を攻撃し免疫システムを崩壊させます。
アルコール摂取が免疫に与える影響
過度の飲酒は栄養素の吸収を阻害し、栄養欠乏を引き起こします。その結果、白血球の増殖が抑制され、マクロファージが腫瘍壊死因子(TNF)を産生できなくなり、免疫細胞全体が減少して免疫力が低下します。ダメージの程度は摂取量に比例します。
アレルゲンと免疫システム
花粉やハウスダスト、特定の食品など本来は無害な物質を免疫システムが脅威と認識すると、過剰に反応してアレルギー反応が起こります。腸壁は本来、外部侵入者を遮断するバリアですが、アレルギーが起きるとこのバリアが損なわれ、免疫系がさらなる侵入者や毒素にさらされやすくなります。
免疫力低下への対策
免疫力が低いと診断された場合、医師はインターフェロンなどの免疫増強薬を処方することがあります。また、バランスの取れた食事とビタミン・ミネラルの十分な摂取が重要です。特にビタミンC、ビタミンD、亜鉛などは免疫機能をサポートします。
