卵管の治療と不妊症の管理

卵管閉塞(ブロック)

卵管は卵子を卵巣から子宮へ運ぶ通路ですが、さまざまな原因で閉塞することがあります。主な原因は、繊毛(せんもう)の損傷や感染、骨盤内炎症、下腹部手術の後遺症、子宮内膜症や癒着、先天的な奇形などです。

不妊への影響

シカゴ・アドバンスト・フェルティリティ・センターによると、卵管に起因する不妊は全体の約20%~25%を占めます。卵管が閉塞していると、受精が起こりにくくなるため、自然妊娠が困難になります。

診断方法

卵管閉塞は以下の検査で確認できます。

  • 子宮卵管造影(HSG):造影剤を子宮内に注入し、X線で卵管の通過状態を観察します。
  • 子宮鏡下卵管造影(SONOHSG):生理食塩水を子宮に注入し、超音波で卵管への流れを評価します。

治療法

閉塞部位や原因に応じて、以下のような治療が選択されます。

  • 卵管鏡手術(ラパロスコピー)や開腹手術で閉塞部分を除去・修復する。
  • 自然療法として、マッサージ、ヨガ、ハーブ、栄養管理による卵管機能改善を試みることもあります。

代替手段・考慮点

卵管を迂回する方法として体外受精(IVF)が有効です。IVFでは卵子を体外で受精させ、受精卵(胚)を子宮内に移植します。卵管が機能しなくても妊娠の可能性が高まります。

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