口蓋裂とは何か?
口蓋裂とは
口蓋裂は、口の天井(口蓋)が完全に閉じない先天性の奇形です。片側だけ(単側口蓋裂)や両側(双側口蓋裂)に発生します。
口蓋裂がもたらす主な問題
- 授乳や食事がしにくい
- 発音障害(鼻にかかった声)
- 耳の感染症や難聴などの聴覚障害
- 歯列不正や虫歯などの口腔内トラブル
- 外見や話し方に対する社会的・情緒的な問題
原因
口蓋裂の正確な原因は不明ですが、遺伝的要因と環境要因が複合的に関与すると考えられています。主なリスク要因は以下の通りです。
- 家族に口蓋裂の既往がある
- 妊娠中の喫煙
- 妊娠中の飲酒
- 妊娠糖尿病
- 抗けいれん薬やメトトレキサートなどの特定薬剤の使用
症状
最も顕著なのは口蓋に開いた隙間があることです。その他の症状としては次のようなものがあります。
- 授乳や食事時にミルクが鼻へ逆流する
- 鼻にかかったような声や発音の困難
- 繰り返す耳感染症や難聴
- 歯並びの乱れや虫歯
治療法
主な治療は、口蓋の開口部を閉じる手術です。通常、生後12か月以内に行われます。必要に応じて、発音・聴覚・歯列矯正を目的とした追加手術が行われることもあります。
早期に診断し適切に治療すれば、ほとんどの子どもは健康で普通の生活を送ることができます。
