超音波検査の種類と特徴

超音波検査は高周波の音波を利用し、体内を非侵襲的に観察できる画像診断法です。妊娠中の胎児の状態確認に最も広く用いられますが、検査の目的や描写の詳細さに応じていくつかの「レベル」に分かれています。

一般的なスクリーニング超音波

妊娠18〜20週頃に行われる最も基本的な検査です。胎児を層状に撮影し、平面的な白黒画像(2次元)を作成します。この画像で脳、四肢、内臓の発育や腫瘍、嚢胞などの異常を評価します。

ターゲット超音波(レベル2)

スクリーニングで異常が疑われた場合に実施される、より詳細な検査です。撮影範囲を限定し、対象部位を高解像度で観察します。たとえば、脳に嚢胞が疑われた場合は、脳だけを拡大して詳細に評価します。

3次元超音波(3D)

主に家族の思い出作りとして行われる選択的な検査です。胎児の表面をカラーで立体的に映し出し、出生時の姿に近い画像を提供します。これにより、出生前に赤ちゃんと視覚的なつながりを持つことができます。

4次元超音波(4D)

3D超音波に時間軸を加えた動画撮影です。胎児の表面をリアルタイムで映し出し、動く姿を見ることができます。妊娠24〜34週が最適な時期とされ、胎児は十分な脂肪で出生時に近い外観を持ち、かつ動きやすい状態です。

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