テキサス州EMSプロトコルの概要と実務手順

EMS薬剤の保管

EMS薬剤の保管・管理手順では、救急車や救急部門が薬剤メーカーが示す保管温度や光曝露の可否などの条件を遵守することが必須です。さらに、薬剤は毎日点検し、有効期限が切れたものは速やかに除去します。施設の品質管理部門は、すべての薬剤がこれらの基準を満たすよう方針を策定し、定期的なチェックを実施します。

バッジ手順

EMSスタッフは常に身分証明バッジを掲示しなければなりません。バッジには氏名、資格、免許レベル、所属組織(会社名)が記載されます。この制度は、患者が対応する提供者の情報を即座に把握できるようにし、万が一の不正行為報告を容易にすることで、患者に安心感を提供します。

患者情報の提供

すべてのEMS提供者は、患者を受け入れ施設へ搬送した際に、ランシート(搬送記録)を提出しなければなりません。これには、患者の状態、施した処置、投薬内容などの重要情報が含まれます。口頭報告だけでは漏れが生じやすいため、書面での情報提供により、詳細かつ正確な医療情報の引き継ぎが可能となります。

遠隔地域への対応

テキサス州の遠隔地域では、最も近いEMS事業者が州境を越えてでも出動することが義務付けられています。これにより、応答時間を最短に抑え、患者に迅速な救急サービスを提供します。搬送先は州内外の最寄り医療機関となります。

AED手順

2002年にテキサス州は自動体外式除細動器(AED)の使用手順を改訂し、適切なトレーニングを受けた救急隊員は医師の指示を待たずにAEDを使用できるようになりました。以前は搬送中に除細動を行う際、医師の直接指示が必要でしたが、改正により救命率の向上が期待されています。

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