在宅ケアサービスの設定手順
在宅ケアサービスを必要とするのは、高齢者、障害者、身体的ハンディキャップや疾病を抱える方です。利用期間は短期でも長期でも構いません。
サービスの手配は本人と家族、医療従事者、ソーシャルワーカー、または指定された支援者が協力して行います。利用者の財政状況や保険の種類が、利用できるサービスや必要な手続きを左右します。以下では、在宅ケアを始めるための基本的な流れと必要な準備物をまとめました。
必要なもの
- メモ帳またはノート
- ペン類
- 電話(固定電話または携帯電話)
- 主治医の連絡先
- 医療保険情報
- 利用者の診断書
- 在宅ケアに関する医師の指示
- 利用者と家族・代理人の連絡先
- カレンダー(スケジュール管理用)
手順
1. 在宅ケア計画の検討
- 利用者の状態を評価する
主治医と面談し、在宅ケアが可能か確認します。医師は診断書や予後情報を基に、在宅で必要な医療サービスが提供できるか判断し、必要書類を作成します。 - 在宅医療の紹介を受ける
主治医が利用者の診断・必要な医療内容を踏まえて、適切な在宅医療機関へ紹介します。保険適用や財政状況に応じた機関が選ばれ、機関の連絡先が家族や代理人に提供されます。
2. 在宅医療機関へ連絡・受付
- 医療機関へ電話連絡
紹介状がある旨を伝え、受付で在宅サービスの受付を開始したい旨を伝えます。担当者に利用者情報、診断、主治医名を伝え、機関の受付手順を確認します。 - 受付手続きを完了する
受付は「書類提出」「施設訪問」「自宅訪問」のいずれかで行われます。書類提出の場合は機関の指示に従い記入し、コピーを利用者のファイルに保管します。訪問の場合は利用者と家族が立ち会い、日時を記録します。受付情報は在宅看護コンサルタントへ転送されます。
3. 在宅ケア計画の確定
- 看護コンサルタントによる評価
機関が派遣する看護コンサルタントが利用者と家族に連絡し、評価日時を設定します。評価は利用者の自宅で実施され、医療的・日常生活上の支援ニーズを把握します。 - 必要なサービスを特定する
評価結果を基に、在宅介護者、緊急通報サービス、通院送迎、訪問看護、作業・理学療法、耐久医療機器、糖尿病用品、失禁パッド、配達薬局など、必要なサービスをリストアップします。介護者や緊急通報は看護コンサルタントが手配し、その他は家族や利用者が手配します。 - サービスをリサーチする
インターネットや電話帳で候補を検索し、評価シートを参考に情報をメモします。複数の提供者をリスト化し、電話番号や対応時間も併記します。 - 提供者に問い合わせて利用可否を確認
リストの各業者に電話し、利用者の氏名・住所・連絡先・医療状況・希望サービス・保険適用状況を伝えて、利用可能かどうかを確認します。保険が適用でき、サービスが提供可能な業者を選定します。 - サービスを予約・手配する
利用可能と確認した業者に正式に依頼し、日時・配送・提供内容を確定します。内容はノートやWord文書に記録し、カレンダーに全予約をまとめます。 - 看護コンサルタントと介護者を最終確認
看護コンサルタントに連絡し、割り当てられる介護者の氏名、所属、連絡先、勤務スケジュールを確認します。カレンダーに介護者の勤務時間を記入し、情報を共有します。
以上の手順を踏めば、利用者の健康状態や生活環境に合わせた最適な在宅ケアサービスをスムーズに設定できます。
