セシウム-137の利用と特性

概要

セシウムは自然に存在する柔らかく銀白色の金属で、同位体としては放射性のものと非放射性のものがあります。その中で最も一般的な放射性同位体がセシウム-137です。

特性

  • 室温付近(約28℃)で液体になる金属はわずか3種類あり、セシウムはそのひとつです。
  • 柔らかく延性があり、ウランやプルトニウムの核分裂で生成されます。
  • セシウム-137の半減期は約30年で、ベータ崩壊と同時にガンマ線を放出します。

主な用途

  • セシウム化合物はセラミックスやガラス製品の製造に利用されます。
  • セシウム-137は放射線測定器の校正、配管内液体流量計、紙や写真フィルムの厚さ測定などに使用されます。
  • 油井業界では岩層の層序判定に役立ちます。
  • がん治療の一種であるブラキセラピー(内部放射線療法)にも利用されます。

人体への影響

  • 大量に摂取すると急性放射線障害や皮膚焼傷を引き起こす可能性があります。
  • 摂取されたセシウム-137はほぼ全てが血流に取り込まれ、軟組織に蓄積します。その結果放出されるガンマ線により、がん発症リスクが高まります。

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