スライドボードを使って患者を安全に移乗する手順
スライドボード(転移ボード)は、ベッドや車椅子など異なる表面間に橋渡しをする補助具です。プラスチックや木製などの素材で作られ、患者はボード上を滑るように移動できるため、介助者が持ち上げる負担が軽減されます。正しい使用手順を守ることで、介助者と患者双方の安全性と自信が高まります。
必要なもの
- 歩行ベルト(ガイトベルト)
手順
- 手洗い:石鹸と水で手を洗い、十分に乾かします。
- 患者への説明:スライドボードの使い方と手順を患者に分かりやすく説明します。
- 車椅子の位置調整:車椅子をベッドから30〜45度の角度に配置し、患者が滑る側のアームレストを外し、フットレストを外して車輪をロックします。
- ベッド端で座位に:患者をベッド端に座らせ、足が床にしっかりつくようにします。
- スライドボードの設置:ボードの一端を患者の臀部と太ももの後ろ側の間に置き、もう一端を車椅子の座面に合わせます。
- ガイトベルトの装着(必要な場合):ベルトを患者のウエストにしっかりと、しかし締めすぎないように巻き、両手で下向きに握ります。
- 患者に移動指示:患者に腕で体を持ち上げながらゆっくり車椅子方向へ滑るよう指示し、頭と肩は移動方向と反対側に傾けるよう教えます。
- 遠方のアームレストを握る:手が届くようになったら遠くのアームレストを握り、安定性を確保します。
- 完了と片付け:患者が安全かつ快適に座れたら、スライドボードとガイトベルトを取り外し、車椅子のアームレストを元に戻します。
