看護研究で用いる測定尺度とは?
名義尺度(Nominal scale)
最も基本的な測定レベルで、データをカテゴリーに分けるだけです。カテゴリー間に順序はなく、付与された番号は単なるラベルです。例:患者の性別(男性・女性)や診断名(心不全・脳卒中・糖尿病)など。
順序尺度(Ordinal scale)
データに順位を付けますが、順位間の間隔は一定ではありません。例:痛みの程度を0〜10で評価し、0が痛みなし、10が最大の痛みとする場合。
間隔尺度(Interval scale)
順位と等間隔が確保された尺度です。データの差を計算でき、加減算が可能です。例:血圧をmmHgで測定する場合。
比率尺度(Ratio scale)
間隔尺度の特性に加えて、真のゼロ点を持つ最上位の尺度です。比率比較が可能で、倍数関係を表せます。例:体重をkgで測定する場合。
看護研究でどの尺度を選択するかは、収集するデータの性質と実施する統計解析に依存します。名義・順序尺度は記述統計に適し、間隔・比率尺度は推測統計で必要とされます。
