脳半球切除後、頭蓋内の空洞は何で埋められるのか?

概要

脳半球切除(ヘミセフェクトミー)後、失われた半球の領域は脳脊髄液(CSF)や軟部結合組織、場合によっては新たな脳組織の増殖、さらには頭蓋骨自体のリモデリングによって埋められます。

脳脊髄液(CSF)

CSFは透明な液体で、脳と脊髄を保護・緩衝します。切除後、残存半球が少し移動し、頭蓋内に空間ができると、そこにCSFが溜まり空洞を埋めます。

軟部結合組織

脳が回復しながら、くも膜や軟膜(くも膜下膜・軟膜)といった軟部結合組織が空間を埋め、残存脳組織を支えます。

新しい組織の成長

稀に、残存した脳組織が限られた範囲で再構築されることがあります。これを「ヘミセフェクトミー後の脳再編成」と呼び、神経回路の新たな形成や機能的代償が起こります。

頭蓋骨のリモデリング

時間とともに頭蓋骨自体も変形し、骨が薄くなる、または空洞が縮小するなどして、全体的に空間が減少します。

個人差と注意点

術後の経過は患者の年齢、手術の原因、術後のリハビリテーションの質などに大きく左右されます。したがって、上記の変化はすべてのケースで同様に起こるわけではありません。

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