ダウン症の赤ちゃんにおける白内障手術のリスク

ブリティッシュ・ジャーナル・オブ・オフサルモロジーによると、ダウン症の新生児のうち白内障で手術が必要になるのは約1.4%です。手術が必要な場合、ダウン症特有の合併症によりリスクが高まります。

白内障が手術を必要とするタイミング

白内障が眼の自然レンズのごく一部だけを遮る程度であれば、視界を回避できるため手術は不要です。しかし、レンズの大部分を覆うほど濃くなると視力が著しく低下し、手術が必要となります。

手術手順

赤ちゃんの場合、全身麻酔下で白内障手術が行われます。手術では濁った自然レンズを除去し、人工レンズを挿入します。人工レンズは手術直後に入れる場合と、眼が成長した後に入れる場合があります。

心臓欠損に伴うリスク

シンシナティ小児病院の報告によれば、ダウン症の赤ちゃんの約50%が先天性心疾患を抱えており、麻酔中に問題が起きやすくなります。手術前に詳細な心臓検査と心電図(ECG)を実施することが推奨されます。

呼吸器系の問題に伴うリスク

ダウン症の赤ちゃんは肺高血圧や気道閉塞を起こしやすく、これらも麻酔時のリスクを増大させます。

麻酔に伴うリスク

心臓や肺に問題がある赤ちゃんは全身麻酔に対する反応が悪くなる可能性があります。短時間の麻酔でも合併症が起こり得ますが、大手術になるとリスクはさらに高まります。主な副作用として術後の胸部感染、永久的な神経障害、アナフィラキシー、まれに死亡があります。

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