顎手術のリスクと注意点

顎手術のリスク

1. 神経損傷

顎手術で最も頻繁に起こりうるリスクは神経損傷です。手術中に神経が切断されたり、傷ついたりすると、感覚麻痺、チクチク感、痛み、筋力低下などが生じます。場合によっては永久的な感覚障害になることもあります。

2. 感染症

手術部位に細菌が侵入すると感染症が起こります。発熱、寒気、疼痛、腫脹などの症状が現れ、重症化すれば全身に広がり、命に関わることもあります。

3. 出血

手術中や術後数日~数週間にわたって出血が続くことがあります。大量出血や止血不全は貧血やその他の合併症を引き起こすリスクがあります。

4. 血栓形成

手術部位や下肢の血管で血栓ができることがあります。血栓は痛みや腫れ、呼吸困難を招き、場合によっては致命的です。

5. 呼吸器合併症

術後に深く呼吸できない、咳が十分にできないと、肺炎や無気肺(肺の部分的な虚脱)を起こすことがあります。呼吸器合併症は重篤化しやすく、注意が必要です。

6. 噛み合わせ不良(不正咬合)

手術後に顎の位置が理想通りに調整できないと、歯が正しく合わず、咀嚼時の痛みや顎関節症の原因になります。

7. 顎関節症(TMJ障害)

顎関節に異常が生じると、疼痛、クリック音、開閉時のロックなどの症状が現れます。手術が原因で発症することがあります。

8. 死亡リスク

極めて稀ですが、感染、出血、血栓、呼吸器合併症などが重篤化すると致命的になる可能性があります。

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