レーザー眼科手術のリスクと注意点

米国食品医薬品局(FDA)は1995年に初めてレーザー眼科手術を承認し、以降需要は拡大し続けています。承認された手術は主にフォトリフレクティブ角膜切除術(PRK)とレーザー補助角膜屈折手術(LASIK)の2種類です。FDAのデータによれば、手術後に視力が悪化する人は約5%、少なくとも時折はメガネが必要になる人は約15%です。

感染症

PRK後に角膜が感染する確率は約0.1%で、LASIKではさらに低いとされています。感染が起きると術後の不快感や治癒遅延が生じますが、長期的な視力への影響はほとんどありません。

過矯正・不足矯正

手術後に完全にメガネやコンタクトが不要になる保証はありません。視力が十分でない場合は、再調整手術で改善できることがあります。また、手術効果が徐々に失われる「リグレッション」と呼ばれる現象も起こり得ますが、再治療で対処可能です。

ハザ、グレア、ハロー効果

術後に軽度のハザや光の周囲に現れるグレア、夜間運転時のハロー(光環)といった症状が現れることがあります。これらは眼の自然治癒過程の一部で、多くの患者は手術後6か月以内に改善または消失します。稀に過度の角膜ハザが視力に支障をきたすことがありますが、追加のレーザー治療で改善できます。PRKの方がLASIKよりリスクが高いとされています。

フラップの損傷・喪失

LASIKでは角膜の中心部にフラップを作りますが、手術中にフラップが外れるリスクがあります。外れた場合は再装着が可能ですが、損傷したり失われることもあります。また、フラップの異常治癒により角膜形状が歪み、最良矯正視力が低下することがあります。

特別な考慮事項

手術が順調に進んだとしても、以下の点に留意が必要です。高齢者は手術後も遠近両方の視力が完全には回復せず、矯正レンズが必要になることがあります。片目ずつ手術を行う場合、未手術側の眼が十分に機能しないと日常生活(例:運転)が困難になることがあります。さらに、レーザー眼科手術は高額で保険適用外が多いため、費用面の計画も重要です。

適さない患者

すべての人が手術に適しているわけではありません。血管系疾患や自己免疫疾患、特定の眼疾患を持つ人は手術を控えるべきです。妊娠中は眼球の屈折が変化しやすく、手術は推奨されません。また、角膜が薄い・形状異常がある・重度のドライアイの人も適応外とされます(ロサンゼルス・マロニー・ビジョン・インスティテュート、ロバート・K・マロニー博士)。

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