1歳児の耳感染症はどのように治療すべきか

診断

小児科医はまず耳鏡(オトスコープ)で耳の内部を観察し、感染の有無を確認します。

必要に応じて鼓膜の動きを測定するチャンパーメトリーや、聴力検査(オーディオメトリー)を行い、鼓膜の状態や聴力低下を評価します。

抗生物質の使用

細菌性の中耳炎には抗生物質が主に処方されます。医師の指示に従い、用量・回数・服用期間を守り、症状が改善しても必ず全ての薬を飲み切ってください。

一般的に使用される薬は、アモキシシリン、アモキシシリン・クラブラン酸(オーグメンチン)、エリスロマイシンなどです。

痛みと熱の管理

解熱鎮痛剤として、アセトアミノフェン(タイレノール)やイブプロフェン(アドビル、モートリン)を年齢・体重に合わせた用量で使用します。

家庭でできるケア

・十分な休息と睡眠を確保し、睡眠時は枕で頭を少し高くして排液を促します。

・水分を多めに摂らせ、脱水を防ぎます。

・温湿布で耳周辺を温めると痛みが和らぐことがあります。

・受動喫煙や刺激物のある環境は避けましょう。

経過観察と再診

医師の指示に従い、定期的に再診を受けて感染の進行状況や合併症の有無を確認します。症状が改善しない、あるいは悪化した場合は追加の検査や治療が必要です。

予防と日常のポイント

・手洗いなど基本的な衛生管理を徹底し、喫煙や空気汚染への曝露を避けます。

・可能であれば母乳育児を続けることで、免疫力が高まり耳感染症のリスクが低減します。

・歯が生え始める時期や、パシファイア(おしゃぶり)の使用は耳の圧力変化を引き起こしやすく、感染リスクが上がります。使用状況を観察しましょう。

緊急時の対応

次の症状が現れたら、すぐに医療機関へ連絡してください。

  • 鎮痛剤で抑えられない激しい痛み
  • 薬で下がらない 39℃ 以上の高熱
  • 聴力の低下や聞こえ方の変化
  • 激しい不機嫌・泣き止まない状態
  • 耳からの濃い臭いのある膿が出る
  • 歩行が不安定になる、バランスが取れない

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