エキノコックス症とは?

エキノコックス症(嚢胞性包虫症)は、ヒトや動物に寄生する条虫(属:Echinococcus)が原因の感染症です。条虫の幼虫が肝臓・肺・その他の臓器に嚢胞(水胞)を形成し、症状を引き起こします。人は、卵が付着した食物や水を摂取することで感染します。

症状

嚢胞の部位や大きさにより症状は異なります。主な症状は以下の通りです。

  • 肝臓:腹痛、吐き気、嘔吐、体重減少、黄疸
  • 肺:咳、胸痛、息切れ、血痰
  • 脳:頭痛、けいれん、神経症状
  • その他の臓器:骨痛、関節痛、皮膚病変

治療

主に外科手術で嚢胞を除去します。併せてアルベンドゾールやメベンダゾールなどの抗寄生虫薬が使用され、虫体を死滅させます。

予防

感染リスクを下げるための基本的な対策は次のとおりです。

  • 動物やその糞に触れた後は、手を十分に洗う
  • 野良動物との接触を避ける
  • 肉や野菜は必ず加熱調理する
  • 飲料水は沸騰させるか、ろ過・浄化したものを飲む
  • 動物の糞が付着している可能性のある土壌との直接接触を控える

エキノコックス症は重篤な病気ですが、早期に診断すれば治療に成功する可能性が高いです。

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