複視(二重視)とは何か?
複視(二重視)とは
複視は、1つの対象が2つに見える視覚障害です。両眼の位置がずれることで、脳が左右の目からわずかに異なる像を受け取り、結果として二重に映ります。疲労やアルコールなど一時的な原因で起こることもありますが、長期間続く場合は何らかの基礎疾患が疑われます。
複視の種類
- 単眼性複視:片方の目だけを開いたときに二重に見える。角膜、レンズ、網膜の異常(白内障、角膜瘢痕、網膜剥離など)が主な原因です。
- 両眼性複視:両目を開いたときに起こります。眼筋の不整合(斜視)が最も一般的で、以下の疾患が関与します。
- 斜視(眼球の交差またはずれ)
- 甲状腺眼症
- 重症筋無力症
- 脳卒中や脳腫瘍などの神経系疾患
日常生活への影響
読書・歩行・運転など、視覚が必要な基本的な活動が困難になるため、早期の受診が重要です。
受診のタイミング
二重に見えると感じたら、すぐに眼科医または検眼士の診察を受けましょう。詳細な眼底検査や視力検査で原因を特定し、適切な治療法が提案されます。
治療法の選択肢
- 矯正レンズやプリズム:像を合わせるための特殊レンズで二重像を軽減します。
- 視覚訓練:眼筋の協調性を高めるエクササイズです。
- 手術:斜視や甲状腺眼症など構造的な問題に対し、眼筋の再配置手術が行われます。
最新のガイドラインに基づくエビデンスベースの治療を受けるため、信頼できる眼科専門医に相談してください。
