膀胱カテーテルの種類と使用上の注意点
膀胱カテーテルは膀胱から尿を排出したり、尿サンプルを採取したりするために使用されます。男女ともに使用でき、サイズや素材(シリコン、テフロン、ラテックス)や種類(フォーリー、留置、間欠、腹壁上)などが豊富にあります。長期使用は合併症のリスクがあることが報告されています。
フォーリーカテーテル
フォーリーカテーテルは、滅菌された小さなチューブを膀胱内に挿入し、尿を排出させるタイプです。先端にソフトプラスチックまたはゴム製のバルーンがあり、滅菌水で膨らませてカテーテルを膀胱内に固定します。使用時間は数時間から数週間まで調整可能です。
留置カテーテル
長期留置カテーテルは、尿を収集バッグに導くことで長期間膀胱に留めておくことができます。主に足袋型バッグと床置き型バッグの2種類があります。足袋型バッグは弾性バンドで脚に装着し、日中はスカートやズボンの下に目立たず装着でき、トイレに簡単に排出できます。床置き型バッグは夜間に使用し、床に置くかベッドに掛けて使用します。
間欠カテーテル
間欠カテーテルは、必要なときだけ使用する短期タイプです。自己導尿の方法を学び、必要に応じてカテーテルを挿入し膀胱の尿を排出します。外部装置は不要です。婦人科手術後の女性や神経障害を持つ方、前立腺肥大の男性などに適しています。
腹壁上カテーテル(膀胱穿刺術)
腹壁上カテーテルは、手の動きが制限される患者に適した方法で、恥骨上部から腹壁を通して膀胱に直接挿入します。泌尿器科医が正確な位置に留置し、診療所での処置や外来手術で実施されます。
カテーテル使用時の合併症
膀胱カテーテルの長期使用は、以下のような合併症を引き起こす可能性があります。
- 尿路感染症
- 腎盂腎炎
- 膀胱結石
- 便秘
- 尿道損傷
- 血尿
- 膀胱がん(長期間使用した場合)
