閉鎖膀胱灌流(CBI)とは?
閉鎖膀胱灌流の概要
閉鎖膀胱灌流(Closed Bladder Irrigation、略称CBI)は、カテーテルを通じて膀胱内を洗浄する医療手技です。手術後や外傷後に血餅や異物が膀胱内に残り、閉塞の恐れがある場合に主に用いられます。また、膀胱内感染の治療のために抗菌薬を直接投与する手段としても利用されます。
手順
CBIは比較的簡単な手技で、看護師や医師が実施します。患者は仰向けに寝かせ、脚を少し上げた姿勢をとります。次に、無菌的にカテーテルを膀胱に挿入し、滅菌生理食塩水が入った灌流バッグと接続します。
生理食塩水が膀胱内に流れ込み、同時にカテーテルから逆流して血餅や汚れを洗い流します。この灌流と排出を繰り返し、膀胱内が清浄になるまで続けます。
不快感と安全性
手技中に軽い違和感や軽い灼熱感を感じることがありますが、通常は短時間で収まります。ほとんどの患者は耐えられる程度の不快感で、重大な合併症は稀です。
適応と注意点
CBIは以下のような状況で有効です。
- 手術後の血餅除去
- 外傷や膀胱損傷による閉塞リスク
- 膀胱内感染に対する局所薬剤投与
実施にあたっては、医師や看護師の指示に従い、無菌操作を徹底することが重要です。適切に行えば、膀胱の機能回復や感染予防に大きく寄与します。
