皮膚ダニ(疥癬)の除去方法
疥癬は、ヒトの皮膚に寄生するダニ(Sarcoptes scabiei)によって起こる皮膚感染症です。主に密接な皮膚接触や同居により感染し、ダニは皮膚にトンネルを掘り卵と糞を残すため、激しいかゆみや小さな丘疹、赤み、腫れが現れます。診断は皮膚スクレーピング検査で確認され、医療機関で適切な治療が行われます。
必要なもの
- 温水
- 石鹸
- 処方された薬剤
治療手順
温かい石鹸水で入浴します。皮膚を柔らかくすることで外用薬が浸透しやすくなります。夜に入浴し、就寝中にクリームや軟膏を使用できるようにすると効果的です。
処方された薬剤を塗布します。首から下全身に外用殺虫剤を塗り、8〜12時間放置してからシャワーを浴びます。代表的な薬剤はKwell、Elimite、Euraxなどがあります。
同居者全員も同時に治療します。症状が出ていなくても、ダニは皮膚下で約1か月潜伏できるため、全員が治療を受けることが重要です。必要に応じて2回目の治療が必要になることがあります。治療後もかゆみは1週間程度続くことがあります。
衣類や寝具はすべて熱い水で洗濯します。ダニは人間の皮膚から離れると1日以上生存できないため、住宅全体の殺虫処置は不要です。
新たな感染部位がないか観察します。治療後はかゆみや赤みが最大3週間続くことがありますが、既存の感染部位に限られます。新しい部位にかゆみが出た場合は、追加の治療が必要です。
