ヘビ毒の影響と緊急対処法
ヘビの毒は被害者に対し、血液細胞や呼吸器系への損傷、吐き気、痙攣、意識喪失など多様な症状を引き起こします。噛まれた場合は速やかに毒を無力化する処置が必要です。
筋肉麻痺
コーラルスネークなどが持つ神経毒は筋肉を弛緩させ、制御できなくさせます。特に心筋への影響は致命的で、最終的に心停止に至る恐れがあります。神経毒は痛みが少ないものの、哺乳類に対しては非常に高い毒性を示します。
血液細胞障害
一部のヘビ毒は血液毒(ヘモトキシック)で、赤血球を破壊し凝固機能を阻害します。その結果、重要臓器へのダメージや吐き気、めまい、頭痛などが現れます。ピットバイパーの毒は代表的な血液毒です。
筋肉障害
筋肉毒(ミオトキシック)を持つヘビは、筋肉の硬直や痙攣、激しい渇き感、喉の締め付け感、舌の厚み、呼吸困難を引き起こします。南米に生息するボトロプス・ブラジリは筋肉毒を有することで知られています。
緊急時の対処法
ヘビに噛まれたら速やかに以下を実施してください。
- 被害者をできるだけ動かさず、落ち着かせる。
- 口で毒を吸い取ろうとしない(傷口から毒が体内に入る危険があります)。
- 気道を確保し、呼吸状態を注意深く観察する。
- できるだけ早く医療機関へ搬送する。
