胃が漏れたら何が起こるのか?
胃の内容物が腹腔内に漏れると、急速に重篤な症状が進行します。以下に主な合併症とその影響をまとめました。
腹膜炎
部分的に消化された食物や胃酸が腹腔に流れ込み、腹膜(腹腔を覆う膜)の炎症を引き起こします。腹膜炎は速やかに敗血症や臓器不全へと進行し、生命に関わる危険があります。
感染症と膿瘍形成
漏れた胃酸や消化液は周囲組織を刺激・損傷し、細菌が繁殖しやすい環境を作ります。その結果、膿瘍ができたり、腹腔全体に感染が拡大することがあります。
臓器への損傷
胃の酵素や酸は肝臓、膵臓、腸など他の腹部臓器を直接傷つけ、機能障害や消化不良を引き起こします。
電解質バランスの乱れ
胃はナトリウム、カリウム、塩素などの電解質の吸収に関与しています。漏れが起きるとこれらが失われ、体内の水分バランスや筋肉収縮、心拍リズムに異常が生じます。
栄養障害
胃はタンパク質・炭水化物・脂質の初期分解を担います。漏れにより正常な消化・吸収が阻害され、栄養不足や低栄養状態に陥ります。
敗血症(全身性炎症反応)
重度の場合、漏れた内容物とそれに伴う感染が全身に広がり、敗血症を引き起こします。敗血症は臓器不全、ショック、最悪の場合は死に至ります。
以上のように、胃の漏れは緊急の医療処置と外科的修復が不可欠な重大な緊急事態です。
