精巣がんの兆候と対策
精巣がんは陰嚢内にある卵形の腺(精巣)に発生するがんです。米国国立がん研究所によると、2008年に8,000人以上の男性が診断されています。早期に症状を把握すれば、治療成功率は非常に高くなります。
陰嚢の症状
- 精巣のどちらかにしこりができる。
- 陰嚢が重く感じる。
- 痛みを伴わないことが多く、液体がたまることもある。
その他の症状
- 腹部、背中、鼠径部の痛みや違和感。
- 倦怠感や全身のだるさ。
- 稀に乳房の痛みや肥大がみられることがある。
発見
症状は比較的自覚しやすく、ほとんどの男性は自分で異常に気づきます。定期的な健康診断でも医師が異常を指摘することがあります。
診断
疑いがある場合、血液検査で腫瘍マーカーの上昇を確認します。腫瘍が小さいうちでも血液検査で検出できることがあります。
超音波検査や組織検査(生検)も行われます。生検では通常、影響を受けた精巣全体を摘出しますが、唯一の精巣しか残っていない場合は組織の一部だけを採取し、がんと判明したら摘出します。
精巣を摘出しても、性機能や生殖能力が失われることはありません。
治療
手術、放射線療法、化学療法が主な治療法です。米国国立がん研究所によると、95%以上の症例が治癒可能です。がんの種類や患者の健康状態に応じて治療法が選択されます。代表的ながんのタイプはセミノーマと非セミノーマで、セミノーマは放射線に対して感受性が高いです。
リスク要因
20〜39歳の男性に多く発症します。未降下精巣、過去の精巣がん既往、家族歴、先天性の精巣・陰茎・腎臓の異常、鼠径ヘルニアなどがリスクを高めます。
予防
確実な予防法はありませんが、自己検査が有効です。毎月1回、鏡を使って陰嚢の腫れを確認し、両手でそれぞれの精巣を触ってしこりがないかチェックしましょう。
