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精巣がんの治療法とは?

ステージと治療法

精巣がんの治療は腫瘍のタイプとステージにより異なります。腫瘍はセミノーマと非セミノーマの2種類に分けられ、ステージはAJCC(TNM)分類で評価します。Tは腫瘍の大きさ、Nはリンパ節転移、Mは遠隔転移を示します。治療法は手術、放射線、化学療法、経過観察のいずれか、または組み合わせが選択されます。

ステージI‑IIA セミノーマの治療

ステージIの早期セミノーマでは、根治的精巣摘出術(ラジカルオルキエクトミー)だけで治療が完了することが多いです。手術後は追加治療が不要な場合もありますが、一定期間または生涯にわたって経過観察が行われます。摘出手術は生殖能力に影響しません。術後、約15%の患者で再発が見られます。

腫瘍が精巣外に広がっているが局所にとどまっている場合は、腹部・骨盤のリンパ節に対して外部ビーム放射線療法が行われます。手術と放射線の併用は高い成功率を示しますが、放射線の副作用や二次がんの有無を定期的にチェックする必要があります。

ステージI‑IIB 非セミノーマの治療

非セミノーマでもまずは根治的精巣摘出術が行われます。がん細胞が後腹膜リンパ節に転移している場合は、後腹膜リンパ節郭清術(RPLND)を追加します。リンパ節を外科的に除去すれば化学療法を回避できるケースがありますが、リンパ節手術は精子生成に影響し、不妊のリスクが高まります。

進行精巣がん(ステージIS、IIB〜III)の治療

転移や進行が認められる場合は、化学療法が主軸となります。代表的なレジメはエトポシド+シスプラチン(EP)またはエトポシド+シスプラチン+ブレオマイシン(BEP)です。これらの化学療法を受けた患者の約90%が完全に治癒します。

治療と生殖能力

精巣がん自体は生殖能力に直接影響しませんが、放射線や化学療法は精子の質や産生に障害を与えることがあります。Sloan Kettering Cancer Center では、将来子どもを望む患者に対し、治療前に精子を凍結保存することを推奨しています。

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