放射能汚染時の緊急除染手順
米国保健福祉省によれば、全身外部除染の目標は、外部汚染を背景放射線レベルの最大2倍以下に抑えることです。除染の効果は、全身除染の前・最中・後に放射線全身測定を実施して評価します。放射能汚染が判明したら、直ちに救助要請してください。
被災者の準備
まず被災者の衣服を脱がせます。頭部から順に下半身、靴まで脱衣し、全身の汚染を除去します。保健福祉省は「この工程で汚染の最大90%が除去できる」と述べています。
被災者の私物は密閉できるプラスチック容器に入れ、名前・日時・場所をラベル付けします。これらは証拠保全のために保管され、調査後に適切に処分されます。
全身除染は2回の洗浄サイクルで行います。放射線測定の結果を参考に、重点的に洗う部位を決めます。水はぬるま湯(中性pH)を使用し、熱すぎる水は血管拡張で放射性物質の吸収を促進し、寒すぎる水は毛穴を閉じて放射性物質を閉じ込め、低体温症の危険があります。熱い水は熱傷のリスクもあるため、避けてください。
洗浄時に使用した水は汚染されたものとみなします。再利用せず、毎回清潔な水を使用します。強くこすらず、皮膚の保護層を損なわないように注意してください。皮膚の最外層に残る放射性物質は、約2週間で角化されて自然に除去されます。
放射線全身測定
ゲルマーマンガン検出器を用いて、全身を体系的に測定します。探針は体表面を1秒間に約5cm(2インチ)以下の速度で移動させます。被災者は足を肩幅に開き、腕は横に伸ばし、手のひらを上に向けた姿勢を取ります。探針は約1.3cm(½インチ)離して、頭部から足先まで前後両側をくまなく測定します。特に頭頂部、顔面、足裏は測定漏れしやすいため、必ず測定に含めます。
