小児の火傷面積を算出する方法

概要

「9分法」は、重度の火傷の体表面積(BSA)を迅速に推定し、液体補正の目安を提供する便利な手法です。成人では頭部と各腕がそれぞれ9%、前胸・後胸・各脚が18%、性器部が1%と定義されています。しかし、10歳未満の小児は体格が成人と異なるため、このままでは正確な評価ができません。ここでは小児に適した修正方法を紹介します。

手順

  1. 1. 乳児(0〜1歳):頭部を18%(成人の2倍)とし、足の面積をそれぞれ4.5%ずつ減らします。結果、各脚は13.5%となります。

  2. 2. 年長児(1歳以上):頭部の面積は「18% − 1% × 年齢(歳)」で求めます。例えば5歳児の場合、頭部は18% − 5% = 13%です。頭部から差し引いた分は両脚に均等に加算し、各脚は13.5% + (差分÷2) となります。5歳の場合は13.5% + 2.5% = 16%です。

  3. 3. 部分的な火傷:子どもの手のひらは全身面積の約1%と見なせます。燃焼した範囲が手のひら何枚分に相当するかを目安にすれば、簡易的に面積を推定できます。

以上の方法で、小児の火傷面積を迅速かつ実用的に評価でき、適切な輸液管理や治療計画に役立てることができます。

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