腋窩リンパ節切除後、同じ腕にやけどができた場合、腋窩にかゆみは起こりますか?
腋窩リンパ節切除(腋窩リンパ節除去術)を受けた同じ側の腕でやけどが起きた場合、腋窩部にかゆみが生じることがあります。その原因は複数考えられます。
リンパ浮腫
リンパ節切除により腕のリンパ排出が妨げられ、リンパ液がたまりやすくなります。これがリンパ浮腫(むくみ)を引き起こし、皮膚が張り、かゆみを感じやすくなります。
神経障害
手術ややけどにより神経が損傷すると、感覚異常が起こります。かゆみやチクチク感はその一例です。
アレルギー反応
手術中に使用された縫合糸や、やけどの被覆材(ドレッシング)に対してアレルギー反応が起こることがあります。これもかゆみの原因になります。
皮膚の乾燥
やけど後の皮膚はバリア機能が低下し、乾燥しやすくなります。乾燥はかゆみを誘発します。
感染症
創部や手術部位が感染すると炎症が起こり、かゆみや痛みが伴います。
いずれの場合も、まずは医師や皮膚科専門医に相談し、原因を正確に評価してもらうことが重要です。治療としては、リンパ浮腫に対する圧迫療法やリハビリ、神経障害やアレルギーに対する薬物療法、保湿や感染管理などが検討されます。
