内出血の兆候を評価する方法

外から見える出血は診断・治療が容易ですが、見えない内部出血はどうすればよいでしょうか。医療機関の受診が必要ですが、救急車が到着するまでや病院へ向かう途中で、一般の人でも内部出血の兆候を確認できれば、事態の悪化を防げる可能性があります。

内部出血の評価手順

  1. 内部出血が起きている臓器があると、腹部に痛みが生じます。痛みが側腹部や背中に広がることもあります。また、腹部の出血が「放散痛」として肩や顎に激しい痛みとして現れることがあります。

  2. 腹部を触れると痛みが増すことが多いです。痛みが局所的に現れる場合もあれば、全体に広がることもあります。腹部が硬く張っている、または患者が身をすくめるような反応を示すことがあります。

  3. 女性の場合、内部出血のサインとして膣からの出血がみられることがあります。特に若い女性では、異所性妊娠や妊娠合併症が原因であることが多いです。

  4. 腹部に脈打つ腫瘤(しこり)を触知できることがあります。これは腹部大動脈瘤の可能性があり、極めて緊急性の高い状態です。

  5. 内部出血は腹部に限りません。上腕や大腿など大きな骨が骨折した場合、骨折部位で出血が起こります。肋骨骨折が肺や臓器を貫通すると、胸部への内部出血が生じます。

  6. 血圧計と聴診器があれば、血圧と脈拍を測定して内部出血の可能性を判断できます。内部出血があると血圧が低下し、脈拍が上昇しやすくなります。機器がなくても、手首や頸部で脈拍を確認することが有効です。

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