動脈の血流が脈動する理由
心拍サイクル
心臓は収縮(収縮期)と拡張(拡張期)を繰り返すサイクルで動きます。収縮期に心臓が血液を押し出すと、圧力波が動脈全体に伝わります。
動脈の弾性
動脈は硬い管ではなく、伸縮性のある血管です。心臓からの圧力波が到達すると、動脈壁がわずかに拡張し、心臓が送り出した血液の増加分を受け止めます。
圧力変化
血液が動脈に入ると血管壁に圧力がかかります。この圧力は収縮期に最も高く、拡張期になると徐々に低下します。圧力の上下により動脈壁は拡張と反動を繰り返し、脈動が生じます。
波の反射
圧力波は末梢まで伝わり、動脈が分岐したり狭くなったりする部位で一部が心臓方向に反射します。この反射波が血流の脈動性をさらに強めます。
末梢抵抗
血管が収縮すると抵抗が増し、圧力が上がって脈動が顕著になります。逆に血管が拡張すれば抵抗が減少し、脈動は弱くなります。
脈動性の血流は動脈において正常な現象ですが、過度の脈動や不規則な脈拍は疾患のサインとなることがあるため、医師の診断が必要です。
