中隔梗塞(Septal Infarct)とは?原因・症状・治療法を解説

中隔梗塞は、心臓の左右の心房を分ける中隔に血流が不足し、壊死した組織ができる状態です。主に心筋梗塞の際に起こり、心不全や不整脈、脳卒中などの合併症を引き起こす可能性があります。

中隔梗塞の原因

  • 心筋梗塞:冠動脈が閉塞し、特に中隔に血液を供給する枝が阻害されると発生します。
  • 外傷:胸部への重度の外傷が心臓を損傷し、血流障害を招くことがあります。
  • 感染症:心内膜炎などの感染が心筋を侵食し、壊死を引き起こすことがあります。
  • 先天性心疾患:心室中隔欠損などの先天性欠損があると、血流異常により中隔梗塞のリスクが高まります。

中隔梗塞の主な症状

  • 胸痛:圧迫感や締め付け感を伴い、息切れ、吐き気、嘔吐を伴うことがあります。
  • 呼吸困難:心筋機能低下により心不全が進行し、息切れが起こります。
  • 不整脈:心臓の電気伝導系が障害され、頻脈や徐脈、心室性不整脈が現れます。
  • 脳卒中:血栓が脳へ流れ込むことで脳梗塞を引き起こすことがあります。

診断方法(参考情報)

  • 心電図(ECG):ST上昇や異常Q波で梗塞部位を推測。
  • 心エコー(超音波検査):中隔の壁運動低下や壊死部位の評価。
  • 冠動脈造影:血管閉塞の部位を直接確認。
  • 心筋MRI:壊死範囲の詳細な画像化が可能。

治療法

  • 薬物療法:胸痛緩和のための硝酸薬、β遮断薬、抗血小板薬、抗凝固薬などを使用します。
  • 冠動脈インターベンション:カテーテル治療(PCI)やステント留置で血流を回復させます。
  • 外科手術:重症例や心不全が進行した場合は、心室中隔修復術や冠動脈バイパス術が検討されます。

予後

予後は梗塞の大きさ・位置、患者の全身状態に左右されますが、適切な治療とリハビリテーションにより多くの患者が日常生活を取り戻し、長期にわたって活動的に過ごすことが可能です。

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