免疫グロブリンG(IgG)とは何か

IgGの概要

免疫グロブリンG(IgG)は、感染やワクチン接種に対して免疫系が産生する抗体の一種です。血液中で最も多く存在し、体を病原体から守る重要な役割を担います。

IgGの産生と働き

IgGはB細胞(白血球の一種)によって作られます。B細胞が抗原(体に有害と認識される外来物質)に出会うと、特定の抗原に結合できる抗体を産生します。IgGは抗原に結合し、中和することで病原体の活動を阻止します。

ワクチン接種とIgG

ワクチンは病原体の弱毒化または不活化した形を体内に提示し、免疫系に「記憶」させます。その結果、IgG抗体が産生され、同じ病原体に再感染した際に迅速に防御できるようになります。

血中IgGの正常範囲

成人の血清IgG濃度は通常、700〜1600 mg/dL が基準とされています。年齢や健康状態により範囲は変動し、子供や高齢者、腎疾患や自己免疫疾患を抱える人では低めになることがあります。

IgGが低下したときのリスクと対策

IgG濃度が低いと感染症にかかりやすくなります。治療法としては、免疫グロブリン製剤(静脈内免疫グロブリン補充療法)を投与し、血中に純粋なIgGを補う方法があります。

免疫系障害 - 関連記事