滲出性中耳炎(膠耳)とは?
滲出性中耳炎(膠耳)とは
滲出性中耳炎(Otitis media with effusion、略称 OME)は、子どもの中耳に液体がたまり、感染症の兆候がない状態です。液体は薄く水っぽいものから、粘り気のある膠状のものまで様々です。
主な症状
- 耳の痛み
- 聞こえにくさ
- 耳の詰まった感覚や圧迫感
- 耳鳴り(ティンナイタス)
- 言語発達の遅れや会話の理解困難
- 平衡感覚の障害
診断方法
通常、耳鼻咽喉科の定期検診で鼓膜を観察し、必要に応じて聴力検査を行います。液体の有無や量、聴力低下の程度を評価します。
治療の選択肢
症状や経過に応じて以下の方法が取られます。
- 経過観察:多くの場合、数週間から数か月で自然に改善します。
- 点耳薬:炎症や痛みを抑えるために、市販または処方の点耳薬が使用されます。
- 抗生物質:細菌感染が疑われる場合を除き、通常は投与しません。
- 手術:長期間改善しない、または重度の難聴がある場合は、鼓膜下チューブ(通気チューブ)挿入などの手術が検討されます。
滲出性中耳炎は多くの子どもに見られる比較的軽度の疾患ですが、放置すると難聴や言語発達への影響が出る可能性があります。症状が疑われる場合は早めに専門医を受診しましょう。
