肺胞(空気嚢)の主な機能とは?

肺胞の基本的な役割:ガス交換

肺胞は肺の基本単位で、酸素と二酸化炭素の交換を行います。

1. ガス交換の仕組み

吸気で酸素が豊富な空気が肺胞に到達し、薄い壁を通って毛細血管へ拡散します。同時に、血中の二酸化炭素が肺胞へ拡散し、呼気で体外へ排出されます。

2. 広大な表面積

成人の肺胞は約75㎡(約800平方フィート)もの表面積を持ち、効率的なガス交換を可能にします。毛細血管が密に分布しているため、酸素と二酸化炭素が迅速に拡散します。

3. 薄い壁構造

肺胞壁は単層の内皮細胞と上皮細胞から成り、非常に薄いためガスの拡散が速やかです。

4. 換気と血流の適合(V/Qマッチング)

肺胞は換気(空気の流れ)と血流(血液の流れ)が適切に一致するよう構造・機能が整っており、酸素供給と二酸化炭素除去の効率を最大化します。

要するに、肺胞は大きな表面積、薄い壁、密な毛細血管ネットワークにより、酸素を血液に取り込み、二酸化炭素を体外へ排出する重要な役割を果たしています。

呼吸器疾患 - 関連記事