尿中に膿が混ざる状態は何と呼ばれますか?
膿が尿に混ざる状態(化膿尿)とは
尿中に膿が混ざる状態は「化膿尿(pyuria)」と呼ばれます。医学用語で化膿尿は、尿中に白血球(WBC)が異常に多く含まれることを指します。白血球は感染や炎症と闘う免疫細胞です。腎臓、尿管、膀胱、尿道など泌尿器系に感染や炎症が起こると、白血球が尿中に流れ込み、化膿尿となります。
化膿尿と尿路感染症(UTI)の関係
化膿尿は尿路感染症(UTI)と強く関連しています。UTIは腎盂腎炎、膀胱炎、尿道炎など、泌尿器系のさまざまな部位で起こります。主な原因は細菌ですが、ウイルスや真菌が関与することもあります。
化膿尿を引き起こす主な疾患
以下のような状態でも化膿尿が見られます。
- 腎結石:腎臓にできる小さな硬い鉱物・塩分の沈着物で、尿路に炎症や刺激を与えます。
- 前立腺の問題:前立腺炎や前立腺肥大は尿の流れを妨げ、細菌増殖に適した環境を作り、化膿尿を招きます。
- 性感染症(STI):クラミジアや淋菌などの感染が尿路に波及すると化膿尿が生じます。
- その他の全身性疾患:糖尿病や全身性エリテマトーデス(SLE)などが腎臓や尿路に影響し、化膿尿を引き起こすことがあります。
診断と治療の流れ
化膿尿は尿検査(尿沈渣検査)で通常検出されます。化膿尿が確認された場合、原因特定のために尿培養などの追加検査が行われ、適切な抗菌薬や治療が選択されます。
