いぼ(尋常性疣贅)の治療法

サリチル酸

市販のいぼ治療薬の多くはサリチル酸を含み、液体やパッチの形で使用します。サリチル酸は感染した角質を徐々に剥離させ、数週間かけていぼを除去します。使用前に温水で10〜20分浸し、軽く削って死んだ皮膚を取り除くと、薬剤の浸透が良くなります。

処方薬

レチノイド(ビタミンA誘導体)は皮膚細胞の増殖を抑制し、経口薬や外用クリームとして処方されます。光感受性が高まるため、治療中は日焼け止めの使用が必須です。別の選択肢として、低用量のブレオマイシン(がん治療薬)がいぼ除去に使われることがありますが、爪の喪失や皮膚・神経障害など重篤な副作用が報告されています。

凍結・水疱療法

液体窒素でいぼを凍結すると、凍結部位に水疱ができ、2週間ほどで組織が壊死して自然に剥がれ落ちます。爪床や神経への永久的な損傷リスクがあります。凍結の代替として、カンタリジン(カブトムシ由来の抽出物)を塗布し、水疱を形成させた後に壊死組織を除去する方法もあります。

外科的除去

他の治療で効果が見られない場合、外科的除去が検討されます。局所麻酔下でいぼ組織を切除する「切除術」や、電気針で組織を焼灼する「電気凝固術・掻爬術」が一般的です。これらは瘢痕が残る可能性があります。レーザー手術は高額で、最終手段として利用されます。

代替療法

マヨクリニックは、安価な代替療法としてダクトテープを推奨しています。研究結果は賛否両論ですが、まずは試してみる価値があります。オイルベースのにんにく液やビタミンD3貼付剤も臨床試験で有望とされていますが、エビデンスはまだ限定的です。

いぼ - 関連記事