子どものサメ歯(シャーク・ティース)とは
定義
サメ歯(シャーク・ティース)とは、永久歯が生えてくる前に乳歯が抜けず、永久歯がその裏側に生えて二列になる状態を指します。サメが二列の歯を持つことに例えて名付けられました。主に下顎の切歯で起こりますが、上顎の切歯や乳臼歯でも起こり得ます。
原因
通常、永久歯が乳歯の根を吸収し、乳歯が揺れて抜け落ちます。しかし、根の吸収が遅れると乳歯が残り、永久歯がその後ろのスペースにまで成長してしまいます。
発症時期
サメ歯はいつでも起こり得ますが、特に子どもの成長で2つの時期に多く見られます。1つ目は下前歯が生えてくる6歳前後、2つ目は上顎の大臼歯が生えてくる11歳前後です。
診断
多くの場合、特別な処置は不要です。永久歯が完全に生えていない段階で乳歯が徐々に緩んでいるなら自然に解決します。逆に永久歯が伸び続け、乳歯が緩まない場合は歯科医の受診が必要です。
治療法
永久歯が乳歯の後ろに完全に生えて根が残っていると、乳歯は抜けにくくなります。歯科医は乳歯を抜歯し、障害を取り除くことで永久歯が前方へ自然に移動し、正しい位置に収まります。移動には数週間から数か月かかることがあります。
