ロストワックス法の歴史
ロストワックス(失われたワックス)技術は古代に遡り、中国やエジプトで金の彫像や小物を作る際に用いられたと考えられています。1907年にはウィリアム・H・タガートが遠心鋳造機を発明し、歯科分野でも応用が始まりました。
歯冠作製の手順
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1. 歯の準備と印象採取
歯科医は虫歯を除去し、冠を装着するための形に歯を削ります。その後、歯の印象を取り、ラボへ送ります。
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2. 石膏模型(ダイ)の作成とワックスコーティング
ラボでは印象に石膏(デンタルストーン)を流し込み、削られた歯と隣接歯の模型を作ります。この模型を「ダイ」と呼び、表面にワックスを塗布します。
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3. ワックスでの冠形状の彫刻
ワックスの塊を歯の形に彫り、隣の歯と正しく噛み合うように調整します。彫刻したワックス冠の根元にはスプル(小さな球状のワックス棒)を取り付けます。スプルは金のリザーバーとなり、遠心力で金が均等に流れるよう圧力を調整します。
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4. 石膏型への組み込みと焼成
石膏が固まったらスプルが突き出た状態で型から取り出し、オーブンで加熱します。ワックスが溶けて消えると、石膏内部にワックスの形と同じ空洞が残ります。
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5. 金属の遠心鋳造
溶かした金を遠心鋳造機で空洞に注入し、金属が完全に流れ込むように遠心力を利用します。
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6. 型の破砕と仕上げ
まだ熱い石膏型を水に浸すと型が砕け、金の冠とスプルが取り出せます。スプルは切り取り、金属の表面を研磨して光沢を出します。最後に接着剤で患者の歯に固定し、完成です。
