腱索と血栓予防:内皮細胞の重要な役割
腱索の構造と機能
腱索(chordae tendineae)は、心臓弁の小葉(cusp)を乳頭筋に結びつける細くて繊維質のコードです。
内皮細胞が作り出す血栓予防機構
腱索は内皮細胞の薄い層で覆われており、血液が凝固しにくい環境を提供します。内皮細胞は血管や心腔の内側を覆う特殊な細胞で、血流を滑らかに保つためにさまざまな物質を分泌します。
- 一酸化窒素(NO)…血小板の凝集と血管収縮を抑制。
- プロスタサイクリン…血小板凝集を阻害し、血管拡張を促進。
- トロンボモジュリン…タンパク質C抗凝固経路を活性化。
これらの物質が協働して、腱索表面を滑らかで血栓ができにくい「非血栓性」の状態に保ちます。
