健康貯蓄口座(HSA)の規則と規制
対象資格
HSAは個人が対象ですが、家族の医療費にも利用できます。配偶者がHSAを利用するには、本人も同様の資格条件を満たす必要があります。扶養家族として申告された子どもはHSAを開設できません。
対象となる高額自己負担保険(HDHP)に加入していることが前提です。さらに、メディケアや非対象の健康保険、健康償還(HRA)や柔軟支出制度(FSA)に加入していないことが条件となります。ただし、HDHPの自己負担額が満たされた後に限り、FSA等と併用できる例外があります。2010年のHDHPの最低自己負担額は、個人で1,200ドル、家族で2,400ドルです。
口座の設定
HSA口座を開設すると、口座の所有者はあなた自身です。拠出額や支払対象の医療費、受託機関(トラスト会社)や運用方法を自由に決められます。受託機関は最低分配額や分配頻度を設定でき、手数料を直接口座から差し引くことも可能です。口座残高は全額ベストされ、未使用分は失われません。
拠出(Contribution)
拠出資格は収入額や給与の有無に制限されません。本人または雇用主が拠出できます。雇用主からの拠出は課税対象外で、本人の拠出は課税所得から直接控除できます。2010年の拠出上限は、個人で3,050ドル、家族で6,150ドルです。55歳以上の方は、メディケア加入前までに年額1,000ドルの追加拠出が認められています。
支出(Distribution)
口座設立後は、対象となる医療費(OTC医薬品を含む)に対して支出が可能です。設立前の前年分の医療費も、口座ができ次第支出できます。対象外の支出を行った場合、支出額に対し課税+10%の罰金が課されます(死亡、障害、65歳以上は除く)。対象外の保険料支払いは原則禁止ですが、COBRA継続保険や特定の例外では認められます。
税務報告(Reporting)
すべての対象医療費について領収書を保管し、IRSに対して正当な医療費であることを証明できるようにしてください。保険会社に対しても、自己負担額の計算に必要な領収書が求められます。2010年の医療費控除上限は、個人で5,950ドル、家族で11,900ドルです。受託機関からは年次支出報告書が発行され、確定申告時に使用します。
