胎盤前置の出産後に起こり得る問題
胎盤前置は妊娠中に胎盤が子宮下部に付着し、子宮頸部の一部または全部を覆う状態です。出産後も出血や合併症のリスクが残ります。
大量出血
胎盤前置の妊婦が経腟分娩後に経験する主なリスクは、過度の出血です。胎盤が子宮下部に付着しているため、分娩後の子宮収縮が十分に起こらず、出血が止まりにくくなります。重度の出血はショックや致命的な結果を招くことがあります。
胎盤付着異常(胎盤絨毛膜侵入症)
胎盤前置の妊婦は、約10%の確率で胎盤付着異常(胎盤絨毛膜侵入症)を併発します。胎盤が子宮壁に深く侵入し、出産後に正常に剥がれないため、重篤な出血を引き起こすことがあります。
子宮摘出術(子宮全摘)
出血が止まらない場合、母体の生命を守るために子宮全摘が必要になることがあります。これは、止血が不可能な場合の最終手段です。
低出生体重児
胎盤前置は胎児にも影響を及ぼします。胎盤機能が低下すると、子宮内発育不全(IUGR)や早産のリスクが高まり、結果として低出生体重児が生まれる可能性があります。早産は妊娠37週未満での分娩を指し、母体や胎児の健康を守るために帝王切開が選択されることもあります。
