IUD(子宮内避妊具)と妊娠:知っておくべきこと
IUDで妊娠は可能か?
IUDは妊娠予防効果が非常に高く、失敗率は1%未満です。しかし、稀にIUD装着中でも妊娠が確認されることがあります。
IUDが原因で妊娠が起こるメカニズム
- IUDの排出:最も一般的なケースです。IUDが部分的または完全に子宮から排出されると、避妊効果が失われます。
- IUDの穿孔:IUDが子宮壁を突き抜けることがあります。ホルモンは放出し続けても、精子が子宮内に侵入しやすくなります。
- IUDの位置ずれ:正しい位置に設置されていないと、ホルモン放出はあるものの避妊効果が低下します。
IUD装着中の妊娠がもたらすリスク
- 子宮外妊娠:主に卵管内で妊娠が成立し、生命に危険を及ぼすことがあります。
- 胎盤早期剥離:胎盤が子宮壁から早期に離れ、重篤な出血や母体・胎児の危険が生じます。
- 早産:IUD装着中の妊娠は早産リスクが高く、呼吸障害や視覚・学習障害の原因となります。
- 低出生体重:出生体重が低い赤児は栄養不良や感染リスクが増大します。
IUD装着中に妊娠が疑われたら
妊娠の可能性を感じたら、速やかに産婦人科を受診してください。医師は身体検査と超音波検査で妊娠の有無と合併症の有無を確認します。
妊娠が確定した場合の選択肢
- IUDの除去:最も一般的な対応で、診療室で簡単に行えます。
- IUDを残す:合併症がなく、リスクが低いと判断された場合に選択されます。
- 継続的な妊娠管理:定期的な超音波検査で胎児の状態をモニタリングし、リスクが低いと判断された場合に適用されます。
IUD除去後に妊娠は可能か?
はい、IUDを除去すればすぐに妊娠可能です。妊娠を望まない場合は、除去後すぐに他の避妊方法に切り替えることが重要です。
