出生後のへその緒:起こることとその流れ
1. へその緒のクランプと切断
出生後数分以内に、滅菌されたクランプでへその緒を2か所(赤ちゃんの腹部付近と胎盤側)挟みます。その後、クランプ間を滅菌はさみで切断し、赤ちゃんと胎盤を完全に分離させます。
2. 自然乾燥と残存部の処理
切断後、赤ちゃんに残る「へその緒の残端」(へそっこ)は自然に乾燥させます。数日間で徐々にしぼみ、色が暗くなるのが普通で、赤ちゃんに痛みはありません。
3. 残端の自然はがれ
出生後7〜14日頃に、乾燥したへそっこは自然に落ちます。個人差はありますが、医師の介入は不要です。おむつ替え時に、ぬるま湯と弱い石鹸で優しく洗浄し、清潔を保つと感染予防になります。
4. 傷口の治癒
へそっこが落ちた後は、腹部に小さな開放部が残ります。この部位は徐々に皮膚で覆われ、保護層が形成されて完了します。
5. へその形成
治癒が完了すると、へそ(臍)は小さな瘢痕として残ります。最初はやや隆起して見えることがありますが、時間とともに平らになります。へそは、妊娠中に母体と赤ちゃんを結んでいたへその緒の位置を示す、永続的な記号です。
医療機関から指示されたへその緒のケア方法や清潔保持、感染予防のポイントは必ず守りましょう。赤ちゃんのへその緒に赤み、腫れ、膿が見られるなど異常がある場合は、速やかに医師に相談してください。
