思春期の男子に見られる女性化乳房:原因・症状・治療法

思春期に胸にしこりができるのはなぜ?

思春期の男子は、ホルモンバランスの変化により「女性化乳房(ギネコマスティア)」と呼ばれる胸部の脂肪や腺組織が増えることがあります。思春期の約60%の男子が何らかの形でこの症状を経験すると言われています。

思春期になるとテストステロンが増加し、体毛や声変わりが促進されますが、同時にエストロゲンの分泌もわずかに上昇します。エストロゲンが過剰になると、乳腺組織が刺激され、胸にしこりや膨らみができやすくなります。

多くの場合、女性化乳房は一時的なもので、エストロゲンのレベルが徐々に低下し、テストステロンが優位になるにつれて自然に解消します。数年以内に改善することがほとんどです。

女性化乳房は治りますか?

通常、治療は必要ありません。自然に消失するケースが大半です。ただし、以下のような場合は医師の判断で治療が検討されます。

  • 薬物療法:エストロゲンの作用を抑える薬や、テストステロンを増やす薬を使用してホルモンバランスを調整します。
  • 外科手術:乳腺組織が大きく残り、見た目や心理的負担が大きい場合は、余分な組織を除去する手術が選択肢となります。

症状が気になる場合は、専門医に相談しましょう。

小児科 - 関連記事