ストロンチウムは医療現場でどのように利用されているか
同位体と基本情報
ストロンチウムはアルカリ土類金属に属し、4つの安定同位体と16の不安定同位体があります。そのうちいくつかは放射性です。
放射線治療への利用
ストロンチウム‑90はベータ粒子を強く放出し、半減期が約29年と長いため、がんの放射線治療に用いられます。
骨粗鬆症の治療薬
カルシウムと同様に骨に取り込まれる性質を利用し、ストロンチウムラネレートを有効成分とする薬剤(例:プロテロス)が骨粗鬆症の治療に使用されます。
骨転移性疼痛の緩和
ストロンチウム‑89は前立腺がん・乳がん・骨転移がんなどによる骨痛の緩和に使われ、商品名はメタストロンです。
歯の感度低減剤
感度の高い歯のための歯磨き剤(例:センソダイン)には、ストロンチウム塩(塩化物や酢酸塩)が配合され、エナメル質の微細な開口部を塞ぎます。
