HP 6033A 電源装置の仕様概要
Agilent Technologies(旧HP)の6033Aは、5890E や 6890E 系列などの Agilent ガスクロマトグラフに電力を供給する電源装置です。ガスクロマトグラフは、揮発性の化合物を分析・分離する高度な装置で、化合物が蒸発しても分解や変質しないことが前提です。6033A はエントリーレベルの電源で、比較的小電流の供給に適しています。電圧は V・mV、電流は A・mA、周波数は Hz・MHz で表記します。
出力定格と最大電力
最大出力電圧は 20 V、最小は 0 V。出力電流は最大 30 A、最小 0 A です。最大電力は 242 W で、同シリーズの 6030A(最大 1,200 W)に比べて小さいです。オートレンジ設定 V1 I1、V2 I2、V3 I3 による出力はそれぞれ 20 V/10 A、14 V/17.2 A、6.7 V/30 A となります。
プログラミング精度
25 °C(±5 °C)での電圧プログラミング精度は 0.035 %(±9 mV)で、6030 系列の中で最も高精度です。電流のプログラミング精度は 0.15 %(±20 mV)です。
ノイズとリップル
20 Hz〜20 MHz の周波数帯で測定した電圧のノイズ・リップルは 3 mV〜30 mV、電流は 30 mA です。リップルは電圧変換時の変動、ノイズはスイッチング時のスパイクを指します。
リードバック精度
電圧リードバック精度は 0.07 %(±6 mV)、電流リードバック精度は 0.3 %(±25 mA)です。
負荷・ラインレギュレーションと過渡応答時間
負荷レギュレーションは電圧で ±2 mV(0.01 %)、電流で ±0.01 %(±9 mA)。ラインレギュレーションは電圧で ±1 mV(0.01 %)、電流で ±0.01 %(±6 mA)。10 % の負荷変動に対する過渡応答時間は 1 ms(50 mV)です。
プログラミング分解能、DC フローティング電圧、AC 入力電流
電圧のプログラミング分解能は 5 mV、電流は 7.5 mA です。DC フローティング電圧は ±240 V。AC 入力電流は使用電源により異なり、100 V AC で 6 A、120 V AC で 6.5 A、220 V AC で 3.8 A、240 V AC で 3.6 A です。
重量・寸法
本体重量は 9.6 kg(21 lb)、出荷時重量は 11.4 kg(25 lb)です。サイズは幅 8.36 インチ(212 mm)、高さ 6.97 インチ(177 mm)、奥行き 17.87 インチ(454 mm)です。
