栄養寒天プレートとは?

定義

栄養寒天プレートは、培養皿(丸く浅い皿でふたがゆるく付く)に栄養寒天を入れ、細菌やカビを培養するための培地です。寒天(アガー)は海藻から抽出したゲル状の物質で、動物血液寒天や特殊寒天もありますが、栄養寒天は牛肉ブロスと酵母エキスから作られます。20世紀初頭から米国公衆衛生協会が標準培地として採用しています。

専門家の見解

医療機器メーカーのBecton, Dickinson and Company(BD)によると、1リットルあたりの栄養寒天の目安は牛肉エキス3.0g、ペプトン5.0g、寒天15.0gです。これにより炭水化物、塩分、ビタミン、ペプトンが供給され、細菌培養に最適な環境が整います。用途に応じて配合を調整することも可能です。

購入と調製方法

科学教材店やオンラインで販売されている、予め注入された栄養寒天プレート(10枚セットなど)を購入できます。また、栄養寒天粉と蒸留水を混合し、滅菌後に冷却し、1枚のペトリ皿に25〜35ml注いで自作することも可能です。約35枚分のプレートが作れます。

注意点

培養皿が汚染されたり乾燥したりしないよう、使用前後に微生物コロニーの有無を必ず確認してください。

コツ

寒天を注ぐ際に泡が多く出た場合は、バンセンバーナーの炎を表面に素早くかざすと泡がはじけ、平滑な表面が得られます。

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